JICA海外協力隊の倍率って実際どうなの?
6月も後半なのに、近畿地方は未だ梅雨入りせずカラカラですね。
先日、『チョコミント党の聖地』と巷で呼ばれているカフェ1001さんに訪れると、何のご縁でしょう。東ティモール産のコーヒーを頂けました♡ですてにぃ~♡
お目当てのチョコミントパフェも大満足の一品で、旅立つ前にもう一度行きたい☆
チョコミント好きの方、京都にお越しの際は是非行ってみて下さい(*´▽`*)
さて。本日のお話は、JICA海外協力隊の倍率についてです。
まず、JICA海外協力隊の仕事は120以上の職種があり、9つの分野に分けられます。
↓こんな感じですね●~*(※2019年6月時点)
□計画・行政(コミュニティー開発やコンピューター技術、防災・災害対策など)
□農林水産(野菜栽培、食物作物・稲作栽培、家畜飼育、獣医・衛生など)
□鉱工業(自動車整備、木工、食品加工)
□人的資源(青少年活動、小学校教育、幼児教育、日本語教育、体育、野球など)
□保健・医療(看護師、助産師、理学療法士、作業療法士、感染症・エイズ対策など)
□社会福祉(障害児・者支援、高齢者介護)
□商業・観光(観光、経営管理)
□公共・公益事業(土木、廃棄物処理、水質検査)
□エネルギー(再生可能・省エネルギー)
この中で人気の職種は、コミュニティー開発や青少年活動、環境教育、PCインストラクター、マーケティング、小学校教育、日本語教育あたりでしょうか。特に、コミュニティー開発や青少年活動は、要請数も他の職種よりも多く、専門的な資格がなくても応募が可能なので、人気職種となっております。とは言え、年々倍率は低くなっているのが現状です。興味がある方は、こちら↓の記事も併せてどうぞ☆
では、ここ数年のデーターをまとめます☆
詳細を知りたい方はJICAのホームページで、職種別選考状況をご参照下さい。
まずは、全体の選考状況です↓↓↓↓↓
全体要請数 | 応募者数 | 1次合格者数 | 2次合格者数 | 登録者 | |
---|---|---|---|---|---|
2018年度秋 | 1238件 | 958名 | 764名 | 433名 | 55名 |
2018年度春 | 1324件 | 1072名 | 862名 | 513名 | 75名 |
2017年度秋 | 1299件 | 1235名 | 947名 | 540名 | 54名 |
2017年度春 | 1290件 | 1314名 | 1041名 | 647名 | 91名 |
2016年度秋 | 1117件 | 1185名 | 834名 | 469名 | 86名 |
2016年度春 | 1072件 | 1343名 | 940名 | 594名 | 132名 |
続いて、 看護師バージョン↓↓↓↓↓
要請数 | 応募者数 | 1次合格者数 | 2次合格者数 | 登録者 | |
---|---|---|---|---|---|
2018年度秋 | 42件 | 39名 | 29名 | 18名 | 2名 |
2018年度春 | 47件 | 37名 | 26名 | 18名 | 2名 |
2017年度秋 | 34件 | 56名 | 48名 | 20名 | 11名 |
2017年度春 | 34件 | 46名 | 38名 | 21名 | 8名 |
2016年度秋 | 32件 | 63名 | 41名 | 21名 | 5名 |
2016年度春 | 26件 | 70名 | 46名 | 17名 | 19名 |
私がJICAを目指そうと思った頃、看護師の倍率は4~5倍と聞いていました。しかし、上記の表を見ての通り、応募者は年々減っており、倍率自体は高くはありません。 むしろ2018年度からは、要請件数に対して応募者数が下回っている…。これは看護師に限らず、人気職種も同様のように思います。ですので、倍率なんぞ気にせず、海外協力隊に関心・興味があれば是非とも挑戦してほしいなと思います(・∀・)
先ほどの週刊朝日の記事を読んで思い出した事。
なぜ私はJICAを選んだのか…ということ。
確かに、JICA以外にも国際協力の方法や手段はあります。
看護師として国際ボランティア等に参加したいのであれば、国境なき医師団やジャパンハートといった選択肢もあります。JICAは医療行為ができません。ですので、国境なき医師団で医療行為を行いながら、バリバリ活躍する事に憧れはしたけど、求められる医療レベルや語学等のレベルが高すぎて…今の私には現実的ではなく、身の丈にあっていないと判断。JICAであれば、2年間現地でがっつり活動ができ、現地生活費や渡航費などの支給があり好待遇である、何より家族の理解を得るのに、日本政府がバックについている安心感。結果、看護師として国際協力に参加する『手段』として、私はJICAを選んだのです。
JICAが行う活動は、物資や金銭支援ではなく啓発活動が中心であるので、現地の人が求めているニーズと温度差を感じ、きっと無力感との闘いになる2年間なんだと心構えはしています。そもそも、要請内容にある感染管理って、日本の現場でさえ行動・実践して定着させ、維持することがすごく難しい分野なのですよ。細菌達も目に見えない分、自分が行っている感染対策が十分なのか不十分なのかも評価しづらいですし、実感もわきにくい。でも、手洗い一つで守れる命もあって、医療従事者が感染対策を徹底することで、感染を伝播させず安全・安楽な医療看護の提供につながるという意味では、非常に重要な役割なのです。
だから、無力感と隣合わせだったとしても、地味で地道な作業の積み重ねで期待している評価が得られなかったとしても、大きな功績を残すことが目的ではなく、現地の人たちの意識改革に一役買えたらよいのではないか…と思うのです。要は自分自身がどこに活動の価値を置くかが重要なんやで~ってことを肝に銘じておこうって話です。せっかちな性分の私なのでね…(/・ω・)/
倍率の話から、話が大分逸れてしまいました。
派遣前訓練開始まで刻々と時は迫ってきており、事前学習やら課題も盛りだくさん!
だんだん実感が沸いてきて、その分不安も感じておりますが…。
不安を感じるより変化を楽しみたいと思います‼ではでは~アンニョン♡