らいふいずたのしもーる!

海外協力隊 2019年度2次隊 東ティモール派遣 日々の思いや奮闘経過をレコーディング。

JICA海外協力隊 応募調書作成の巻~前編~

 

時代は令和へと移り変わりました。
平成最後の日は甲子園でカープ戦を観戦していた私。
令和に変わる瞬間は、まるで大晦日かと思わせるぐらい
世の中はお祭り騒ぎで、各TV局でカウントダウン、謎にざわついた私。
ということで、本日は一次選考である応募調書作成について書いていきます。

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平成最後の甲子園

 

私のJICA挑戦は2017年度秋応募に始まります。

2017年度秋応募では書類選考は合格、面接で不合格という結果でした。

1年間英気を養い、2018年度秋応募で晴れて合格することが出来ました。

 

なので、応募調書を2度作成したことになるのですが、これが本当に時間がかかって、苦労しました。元々文章構成が苦手な上に、各項目に字数制限があるので、いかに自分の思いを表現できるか、伝えることができるか…って考えていたら、ほんっと時間がかかって、提出期限もカツカツギリギリになるという(;´・ω・)でも、応募調書が一次試験となるので、ここで落とされていたら話にならんのです。仕事から帰ってきてパソコンと向き合って。2度目の応募の時は、家のパソコンの調子が悪いが故にマンガ喫茶にこもって…必死に書き上げて提出した時の達成感を誰とも共有できない悲しさ…笑。

2度目の調書で書いた内容を記録しておこうと思います。

 

ちなみに、私が応募した職種は看護師。

要請内容は「院内感染の充実強化と医療従事者への周知の徹底を図り、職員が安全に働ける環境整備を行う」といった内容のものを選びました。

 

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1.(1)ボランティア活動に参加する動機、抱負について記述してください。

学生時代にタイやベトナムでのボランティア活動に参加し、日本と異なる文化や習慣・環境・宗教的思想に触れ、異文化に関心を抱くと同時に、保健医療制度が充実していない事実を目の当たりにした。必要な治療を受けることができなかったり、知識不足によって命を危険に曝している現状も知り、いつか看護師として国際貢献をしたいと思うようになった。青年海外協力隊では、2年間現地に密着し活動を行えることは魅力的で、多くの経験を通して私自身も人間力を高められる機会に繋がると考えている。積極的に仲間とコミュニケーションを図り絆を大切に活動したい。

 

1.(2)ご自身が考えるボランティア活動の意義、目的を記述してください。

ボランティア活動の目的は、自助努力を促進し豊かな暮らしを実現させることにある。地域社会をより豊かに、より安全な暮らしを獲得する術を現地の人々が主体的に学べる環境の提供、基盤となる人材育成が重要であると考える。つまり、知識・技術を与える側と与えられる側の相互作用である。現地での需要と供給のずれが生じ、円滑にプロジェクトが進められず、もどかしさを抱くことも多くあると思う。しかし、相手の文化を尊重し、互いを認め話し合い、共により良い社会を構築していくことに貢献することは、幸福感を共有でき活動最大の意義につながると考える。

 

2.(1)この職種を選択した理由

看護師を目指した動機の一つに、将来看護師として海外ボランティア活動に携わりたいという思いがあった。働き出して7年目となり、キャリアアップを考えた際に、青年海外協力隊を思い出した。一度日本の現場を離れ、海外の医療現場に身を置き、国際貢献に尽力するとともに、別の角度から医療や看護に求められる役割を改めて学ぶ機会にしたいと思った。今まで培ってきた経験や、院内感染管理委員や栄養サポートチームでの活動、後輩育成を経て学んだ指導の難しさや楽しさは、私の強みである。要請内容に応えられるよう、知識と技術を最大限に活かしたい。

 

2.(2)この職種に対するご自身の経験(実務等)、技術適合性(セールスポイント)を具体的に挙げ記述してください。その際、ご自身の選んだ要請内容に対しての技術適合性についても触れてください。

入職後から約4年間、消化器外科・内科・泌尿器科病棟で勤めた後、総合内科・小児科病棟へと異動となり現在に至る。生命に携わる仕事のため、責任が重く、プレッシャーの強い仕事内容ではあるが、多様な患者・患者家族、仲間との出会いがあり、看護を通して人間的成長に繋がっていると実感している。また、医療の現場では想定外の出来事に遭遇することも多く、瞬時に対応する行動力、判断力、決断力が必要である。その時々で求められている事は何か視野を広げて考え、柔軟に対応する力も養ってきた。医療は個人プレイではなくチームプレイが重要であり、何事も報告・連絡・相談が必要であり、チームメンバーとのコミュニケーションが要である事も身をもって体験してきた。現在、院内の感染管理委員会(ICT)と栄養サポートチーム(NST)の活動に参加し2年目となる。病棟で感染がアウトブレイクした際、ICTリンクナースとして中心となり感染対策を見直した。手指衛生のタイミングや環境整備の重要性を発信し、対策が不十分なスタッフにはその都度声をかけ修正してもらい、一人一人の意識改革を行った。病棟全体で感染対策を徹底する難しさを痛感しながらも、アウトブレイクを機に感染対策の意義を改めて学ぶことができた。この経験は私にとって大きな強みとなった。またNST活動では、毎週のラウンドで対象患者の栄養モニタリングを他職種と行っている。食べることは生きることであり、栄養管理を行うことで疾患の治癒促進に繋がり、感染予防、入院期間の短縮化、生きる喜びに繋がると活動を通して学んでいる。これらの活動で培った経験を派遣先で活かしたいと思い、感染対策に貢献できる要請に応募を希望した。感染対策は保健衛生において重要なポイントであり、知らないことにより命を危険に曝していることもある。看護は人々の健康を担うプロフェショナルとして、健康に対しての正しい知識を指導・教育する役目がある。現地のニーズを見極めながら、派遣先の未来に尽力したいと考える。

 

2.(3)この職種に携わる際に想定されるご自身の弱点を記述してください。

世話を焼き過ぎてしまい、お節介であること。自分で処理してしまった方が早いと思い、つい手を出してしまったり、相手に対して良かれと思ってしていた行動は、実は相手の成長する機会を奪っており、私の自己満足に過ぎなかったと気づくことがあった。先を見据えて行動ができることは長所として持ち続け、相手の能力を伸ばしていけるような説明を心掛け、相手の反応を待つ姿勢を養うことが課題である。

 

2.(4)自己PR(希望した職種に関係する経験以外で特筆すべき経験を記述してください)

学生時代に飲食業や販売業、葬祭業のアルバイト経験を通して、コミュニケーション能力や、相手のニーズを察する力を養うことができ、礼儀や作法を身につけてきた。そのため、その場の雰囲気を察知し対応することや、相手の立場に立ち物事を考えることに長けていると周りから評価されている。思いついたら、一人でも海外旅行に行ってしまうほどの行動力も兼ね備えている。また、モチベーションや感性を豊かに維持できるよう、自然に触れ合い、音楽に身を委ね気分転換することが1番のストレス解消方法である。

 

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今日はここまでとします。改めて書いていると、恥ずかしい"(-""-)"

弱点を書く項目が一番困りましたね。説明会に足を運ぶ度に、先輩方にアドバイスをもらって。日本人は謙遜しがちだから、大袈裟なぐらい出来ることや自分の強みをアピールしたほうが良いと言われ、確かにそうだな~と思って書いていました。

後半につづく・・・。