~2019.09.11=喜代治生誕祭と新たな門出~
遂に福島県にやって参りました。そうです。そうなのです。
合格発表から半年…まぢで一瞬で過ぎ去り、時の流れの速さに驚愕。
訓練開始3日前まで仕事していたが故に、毎日が一瞬で終了。
生活の大半は仕事で占めていたから、退職した実感が未だにわかず。
ここ数週間は、引っ越しやら、荷造りやら、課題提出やら怒涛の日々。
30代で環境を変えるって、色んな意味でエネルギー消費量半端ない。
体力も記銘力もすこぶる下り坂やしさ。
日本にいる間に親知らず抜いておこう思って抜歯したら治癒不全になるしさ。
退職したら保険とか年金とか税金とか自分で処理せなあかんでややこしいしさ。
想像以上のややこしさと忙しさでくたばりそうやった…。
そんな中、お世話になった人たちに会えて、励ましの言葉や選別品を頂き、
私の決断をこんなにも多くの人が応援してくれていることが嬉しくて。
誇りに思ってくれる仲間もたくさんいて。
「戻ってくるもんね?」って言ってもらえて。
帰る場所があって、待っててくれる人たちがいることの幸せよ。
人と環境に恵まれて、私は心底幸せ者すぎると痛感。
それと同時に心配もかけていると実感。健康には十二分に気をつけます!
京都で出会い、お世話になった全ての方々に感謝の気持ちでいっぱいです(;_;)/~~~
必ず京都には帰りたいと思っているので♡それまでは、しばしのお別れです。
ありがとう(*´ω`*)
ということで、訓練開始の前日に福島入りを果たしました☆
しかし、計画的に動いているつもりが、
伊丹空港に向かうリムジンバスの中に腕時計は忘れるし、
預入荷物が5㎏重量オーバーとなり¥2500超過料金取られるし、
搭乗はギリギリになるし、バスの中にカバン忘れそうになるし。
相変わらずポンコツ過ぎる自分に嫌気がさす。
訓練所に既にスーツケース(小)1個と段ボール1箱送りつけてるのにも関わらず、
荷物が多い…。東ティモールへ行く際は、極力最小限にまとめよ。無駄の塊。
↓手荷物だけでこれw 他の訓練生にドン引きされそう…。アーメン(´_ゝ`)
こんな荷物持って郡山市内ぶらつくの辛いので、空港で過ごそうと決めて正解♡
ラウンジが540円で使い放題で快適すぎる!そして人もおらん故に貸切!
無重力マッサージ機も独り占め❕引き立てコーヒーも飲み放題❕充電し放題❕
約5時間滞在が苦じゃないし、むしろ最高‼
至れり尽くせりな福島空港に乾杯🥂
でもね。こんだけ称賛しといて、つい最近まで福島県に空港があったことも
知らんかったのよね。福島県の皆様申し訳ありませんっ!(*_*;)
到着するやいなや空港がウルトラマン祭りで、かっ、可愛すぎる!!!
ウルトラマンの生みの親、円谷英二さんの故郷だそうで。至る所にウルトラマン♡
↓このポストとか可愛すぎでしょ!こういうの好きやで、たまらん♡
呑気に観光客気分を味わっているけど、
事前学習もままならぬ状態…明日からの新生活に不安しかない。
変化を楽しめる余裕がほしい…。色んな強者たちとの出会いは楽しみだけどw
派遣前訓練までに提出が必要な書類系や課題について、
まとめて書こうと思っていたけど、また別の記事で書くとする。
そういえば、2019年秋募集が始まっていますね(・∀・)
1年前、最後の挑戦や思って、仕事の合間をぬって必死に調書を書いていたな~。
1年後、夢に近づいてスタートラインに立てているなんて。
あの頃の私は、目の前のことで精一杯で、全体像が漠然としてて…
今日という日が想像もつかんかったな~。としみじみ思ったり。
同じように応募しようと挑戦している人たちも頑張ってほしいな♡
あんにょん!
~派遣前訓練までに必要手続きや課題について~
二次試験の合格通知が届くと、JICAのホームページへアクセスし、「合格者の方へ」項目へ飛びます。そこで、長期派遣者向けの案内が記載されているので、訓練日程をはじめ、総合案内、赴任準備等を確認する作業が必要となります。心配性の私は早い段階でプリントアウトし、ファイリングをしたのですが、定期的に中身が変更されるという。しかも、2019年度2次隊より、制度や提出書類が少しずつ変更されていたので二度手間三度手間となり、何とも段取りの悪い事をしておりました。
提出期限や提出先が少しずつ違うから、これまたややこしい。
不備のないように提出するためにも、オリジナルの表を作るという暇人↓w
提出書類に関しては、こんな感じです。
これとは別に苦戦したのが、講座事前学習でした。事前の語学学習とは別に、
青年海外協力隊講座とJICA-Netによる2種類の学習があります。
青年海外協力隊講座は、jocaDomi(青年海外協力協会が運営)に登録し、
以下の項目を学習します。それぞれ動画を見て、項目によっては小テストがあって。
そこからレポートを記載し提出して合格点をもらう必要があるという。
中々ボリューミーで、レポートが苦手な私にとっては辛いしかない。
受講内容は、
1.青年海外協力隊の歩みと理念
2.戦後日本の国際協力の歩み
3.戦後日本の国際協力の歩み パート2
4.協力活動手法の考え方
5.ボランティア体験と社会還元
6.世界の宗教事情
JICA-Netによる学習は、レポートの提出はないけど、
派遣前訓練の中で講座テストがあるとのこと。以下の動画を見て学習。
1.どうなる、どうする身近なエイズ~あなたの赴任国とHIV/AIDS
2.ジェンダー主流化への取り組みの好例~イエメン女子教育~
3.ジェンダー主流化への取り組みの好例~タンザニアKATC2~
4.やってみよう!環境教育・自然との調和を目指して
5.日本の3R推進の経験
6.持続可能な未来へーSDGs達成に向けたJICAの取り組みー
青年海外協力隊講座は、登録されすれば誰でも動画をみれることができるので、
これから受験しようとしている人たちにおススメです。JICAの歴史や、ODAについてとか、私ももっと早くに知っておきたかったと思う…。映像や事例が結構古いので、近々更新されて、見る必要のない項目も出てきそう。
ギリギリにしかできない性分のため、
ほんと、訓練開始までに終了証ももらわなあかんので切羽詰まりました。
☆後日談①☆
訓練所に入所してから同期が、「レポート提出って何?何か呼び出されて、レポート提出してないから、今週中に書いてって言われたんやけど?」って言ってきて衝撃の笑撃。中々のボリュームのレポートを書く必要があることを知らなかった事にも驚いたけど、訓練所担当者も入所前に連絡入れるとかの対応をしなかったんや~と。しかも、聞いてきた子を含め、3人レポート未提出やったらしいwww 自由だなっ!
☆後日談②☆
訓練所では、語学以外にも講座がたくさん設けられています。訓練期間中にも上記内容と重なるレポート課題があります。確か、テーマは4つ(以下参照)
テーマ①JICAボランティア事業について、自分が目指す海外協力隊像
テーマ②社会的多様性理解、異文化理解に対しての自己対策
テーマ③安全管理・任国の治安状況と対策、交通状況と交通安全対策
テーマ④健康管理(任国で流行している疾患とその対策はどうするかなど)
最初のオリエンテーション時に、レポート課題に対応する講座の説明がありますが、提出期間は訓練後半になるため、すっかりぽっかり忘れますので、ご注意下さい。ちなみに、レポートは生活班担当の職員がしっかりチェックしており、不足があるとレポート書き直しとなります。私も、テーマ③の任国の交通状況が不十分とのことで、書き直しとなりました(-"-)確か、最終試験前後の慌ただしい時期に言われるので、色々と追い詰められます。
訓練所に入所すると、語学や課題等に追われて、自分の時間を確保することが中々難しくなると思うので、入所までに出来ることは余裕を持って行っておくことを強くおススメ致します(´ω`*)
JICA海外協力隊の倍率って実際どうなの?
6月も後半なのに、近畿地方は未だ梅雨入りせずカラカラですね。
先日、『チョコミント党の聖地』と巷で呼ばれているカフェ1001さんに訪れると、何のご縁でしょう。東ティモール産のコーヒーを頂けました♡ですてにぃ~♡
お目当てのチョコミントパフェも大満足の一品で、旅立つ前にもう一度行きたい☆
チョコミント好きの方、京都にお越しの際は是非行ってみて下さい(*´▽`*)
さて。本日のお話は、JICA海外協力隊の倍率についてです。
まず、JICA海外協力隊の仕事は120以上の職種があり、9つの分野に分けられます。
↓こんな感じですね●~*(※2019年6月時点)
□計画・行政(コミュニティー開発やコンピューター技術、防災・災害対策など)
□農林水産(野菜栽培、食物作物・稲作栽培、家畜飼育、獣医・衛生など)
□鉱工業(自動車整備、木工、食品加工)
□人的資源(青少年活動、小学校教育、幼児教育、日本語教育、体育、野球など)
□保健・医療(看護師、助産師、理学療法士、作業療法士、感染症・エイズ対策など)
□社会福祉(障害児・者支援、高齢者介護)
□商業・観光(観光、経営管理)
□公共・公益事業(土木、廃棄物処理、水質検査)
□エネルギー(再生可能・省エネルギー)
この中で人気の職種は、コミュニティー開発や青少年活動、環境教育、PCインストラクター、マーケティング、小学校教育、日本語教育あたりでしょうか。特に、コミュニティー開発や青少年活動は、要請数も他の職種よりも多く、専門的な資格がなくても応募が可能なので、人気職種となっております。とは言え、年々倍率は低くなっているのが現状です。興味がある方は、こちら↓の記事も併せてどうぞ☆
では、ここ数年のデーターをまとめます☆
詳細を知りたい方はJICAのホームページで、職種別選考状況をご参照下さい。
まずは、全体の選考状況です↓↓↓↓↓
全体要請数 | 応募者数 | 1次合格者数 | 2次合格者数 | 登録者 | |
---|---|---|---|---|---|
2018年度秋 | 1238件 | 958名 | 764名 | 433名 | 55名 |
2018年度春 | 1324件 | 1072名 | 862名 | 513名 | 75名 |
2017年度秋 | 1299件 | 1235名 | 947名 | 540名 | 54名 |
2017年度春 | 1290件 | 1314名 | 1041名 | 647名 | 91名 |
2016年度秋 | 1117件 | 1185名 | 834名 | 469名 | 86名 |
2016年度春 | 1072件 | 1343名 | 940名 | 594名 | 132名 |
続いて、 看護師バージョン↓↓↓↓↓
要請数 | 応募者数 | 1次合格者数 | 2次合格者数 | 登録者 | |
---|---|---|---|---|---|
2018年度秋 | 42件 | 39名 | 29名 | 18名 | 2名 |
2018年度春 | 47件 | 37名 | 26名 | 18名 | 2名 |
2017年度秋 | 34件 | 56名 | 48名 | 20名 | 11名 |
2017年度春 | 34件 | 46名 | 38名 | 21名 | 8名 |
2016年度秋 | 32件 | 63名 | 41名 | 21名 | 5名 |
2016年度春 | 26件 | 70名 | 46名 | 17名 | 19名 |
私がJICAを目指そうと思った頃、看護師の倍率は4~5倍と聞いていました。しかし、上記の表を見ての通り、応募者は年々減っており、倍率自体は高くはありません。 むしろ2018年度からは、要請件数に対して応募者数が下回っている…。これは看護師に限らず、人気職種も同様のように思います。ですので、倍率なんぞ気にせず、海外協力隊に関心・興味があれば是非とも挑戦してほしいなと思います(・∀・)
先ほどの週刊朝日の記事を読んで思い出した事。
なぜ私はJICAを選んだのか…ということ。
確かに、JICA以外にも国際協力の方法や手段はあります。
看護師として国際ボランティア等に参加したいのであれば、国境なき医師団やジャパンハートといった選択肢もあります。JICAは医療行為ができません。ですので、国境なき医師団で医療行為を行いながら、バリバリ活躍する事に憧れはしたけど、求められる医療レベルや語学等のレベルが高すぎて…今の私には現実的ではなく、身の丈にあっていないと判断。JICAであれば、2年間現地でがっつり活動ができ、現地生活費や渡航費などの支給があり好待遇である、何より家族の理解を得るのに、日本政府がバックについている安心感。結果、看護師として国際協力に参加する『手段』として、私はJICAを選んだのです。
JICAが行う活動は、物資や金銭支援ではなく啓発活動が中心であるので、現地の人が求めているニーズと温度差を感じ、きっと無力感との闘いになる2年間なんだと心構えはしています。そもそも、要請内容にある感染管理って、日本の現場でさえ行動・実践して定着させ、維持することがすごく難しい分野なのですよ。細菌達も目に見えない分、自分が行っている感染対策が十分なのか不十分なのかも評価しづらいですし、実感もわきにくい。でも、手洗い一つで守れる命もあって、医療従事者が感染対策を徹底することで、感染を伝播させず安全・安楽な医療看護の提供につながるという意味では、非常に重要な役割なのです。
だから、無力感と隣合わせだったとしても、地味で地道な作業の積み重ねで期待している評価が得られなかったとしても、大きな功績を残すことが目的ではなく、現地の人たちの意識改革に一役買えたらよいのではないか…と思うのです。要は自分自身がどこに活動の価値を置くかが重要なんやで~ってことを肝に銘じておこうって話です。せっかちな性分の私なのでね…(/・ω・)/
倍率の話から、話が大分逸れてしまいました。
派遣前訓練開始まで刻々と時は迫ってきており、事前学習やら課題も盛りだくさん!
だんだん実感が沸いてきて、その分不安も感じておりますが…。
不安を感じるより変化を楽しみたいと思います‼ではでは~アンニョン♡
JICA海外協力隊 二次選考の巻~後編~
こんにちは。
今回はJICA二次選考、面接に関して記録していきますね。
「一次試験をクリアしたんだし、二次試験なんて余裕でしょ?」って、周りに言われたことがありましたが・・・いやいやいやいや!!!あり得な~~~いっ!もし、そのようなお考えをしている方がいらしたら、是非、この機会に考えなおしてもらいたい。
二次選考の方が断然厳しいし、至難です。途上国へ日本国の代表として2年間行くわけです。日本国民の税金で運営されているわけです。面接官も見極める上で、やはり厳しい質問もせざるを得ないのでしょう。…相当メンタルやられます(+o+)
JICA一度目の挑戦時は想像していた以上のもので、試験終了後は疲労感が半端なく、腑抜け状態。当たって砕けろ精神は、見事に砕け散りました。だからこそ声を大にして言いたい!!!!二次試験こそが大本命ですからね!面接は心してかかるべしっ!!!!w
面接は技術面接と人物面接があり、各15~20分で設定されています。
技術面接は専門性に沿った内容、人物面接は今までの経歴等を踏まえた内容での面接といったところでしょうか。2017年度は、午前中に技術面接があり、午後から人物面接という流れだったのですが、2018年度は合同面接となり、1回の面接で終了でした。なので、2度目の受験は午前中に終了。午後から何もすることがなく、ただ会場で時が過ぎるのを待つことになりました。確か看護師だけが合同面接で、それ以外の職種の方々は技術・人物面接と2回やってはりました。
面接官は2~3名で構成されています。私の場合、3:1での面接でした。中央に看護師なのか専門家の女性面接官、その両サイドの面接官は恐らくJICA職員で男性・女性の方でした。何のご縁なのでしょう。中央の女性面接官、2017年度の面接で滅多斬りにしてきた張本人(;'∀')え~っと、何というか…中々のお方でして。おっとり優しい話し方をするのに、威圧的なオーラが甚だしい。ニコニコしながら話して質問してくれはるけど、私が話す時は無表情+メンチ切るかのごとく見つめられるw「こんな言い方意地悪だよね~」っと言いながら、謎の高笑いをして周りに物を言わさないお局様!(←私の主観で、失礼な物の言い方していることは百も承知)が、2回連続で面接官でした。しかし、以前も受験していたことを覚えてくれていて、緊張感はあったけど比較的和やかな雰囲気で、私の話も頷きながら聞いてくれていました。1年前の面接が嘘みたい。
面接官も役として鬼に扮せざるを得ないのかな~、本心なのかな~、でも面接官に任命されるぐらい凄い人なんだろうな~、こんな強烈なインパクトを与える人とは滅多に出会うこともないし忘れることもないわ!っと思うことに。ということで、私自身は前回の経験で免疫もあり何とも思わなかったけど、私以外の受験者は、この面接官に相当くらっておりました。「圧迫面接!」「喧嘩しそうになったわ!」「すごい威圧ぶり!」などなど・・・散々な言われ様でした。みんな思うことは一緒なんだね~w
ただ誤解しないでほしいのは、JICA二次選考の面接は圧迫面接ではありません!職種にもよるだろうし、他の面接官の方々は本当に優しいですし、威圧のイの字もありません!面接中も冗談を言ってくれたり、こちらの緊張をほぐそうとしてくれたり、むしろ職員さんが緊張していたりw。年齢・性別・育ってきた背景は違えど、面接官も人間です。緊張する中でネガティブに陥るのではなく、ポジティブな発想に転換して、その場を楽しめると良い結果に繋がるのでは…なかろうか⁉
では、ここから面接で質問された内容を箇条書きにしていきます☆
(⚠2017年度・2018年度の面接まとめて記しています⚠)
□派遣先が希望している国以外となった場合でも参加は可能か
□両親や職場の上司には同意を得ているか
□現地ではバイクに乗りたくないとのことだが、自転車は可能か
□保健師の資格の有無
□助産師の資格の有無
□養護教員の資格の有無
□小児・母子医療に携わった経験はあるか
□5Sとは何か?(→順番が違うと聞きなおされる。)
□5Sとはどんな取り組みか説明をしてみて
□自身が働く病院では5Sの取り組みはあるか
□感染委員のリンクナースとしての経験はあるのか
□院内には感染CNSはいるのか(CNSの意味を理解しているか試されている感じ)
□異文化看護について勉強したことはあるか
□病院か地域の活動であれば、どちらを希望するか
□なぜ地域医療に携わりたいのか
□志望動機は?
□人を育てる難しさはどういうところ?具体的にどんな事に困った?
□ズレって何で生じるの?それをどう解消してきたの?
□先輩に相談して助言を受けて中で役にたった事は何?(←職場での話)
覚えている範囲ではこんな感じ。
5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)は必須です!どの受験者も質問されており、順番にも意味があるので必ず押さえておきましょう。企業では推奨され、当たり前のようになっているのかもしれませんが、私が働く病院では5Sは浸透していないので、説明してって言われても言葉に詰まって十分な説明はできませんでした。
2017年度の受験が不合格となった原因は何か考えていました。
私は病院で働きながら、在宅医療に興味があり、訪問看護に携わり地域医療の分野で働きたいという目標がありました。学生時代にベトナムでのCBR活動に参加し、地域住民宅を訪問した経験もあり、村を巡回しながら地域住民の健康をサポートするといった内容の要請に応募していました。しかし、面接官に言われて気づきます。「病院という機材が整った医療現場でしか看護師として経験がないあなたが、いきなり何もない村に行って何ができるんですか?その地域の人にとっての利益は?」ぐうの音もでねぇ…。
不合格の原因は、自分の理想ややりたいことを優先していたから。気持ちばかりが先行て、具体的に何ができて、どんな利益をもたらすことができるって説明ができなかった。自分が経験してきた事と要請内容が一致していなかったことが、不合格の理由なんだろうなという考えに至りました。
JICA海外協力隊の看護師の要請内容って、
1.村を巡回する地域医療
2.看護学生への教育・指導
3.感染管理
っと、個人的にざっくり分けると3分野かな。
で、要請に対してできることをアピールすることが合格への近道だっ!って考え直して、ICTリンクナースの経験を活かせられる要請に応募。自分が何をしてきたのか、そこから何を学んできたのか、何ができるようになったのか、核となる部分を徹底的に分析して面接でアピールできるよう準備。面接で「他にも要請があったと思いますけど、それについてはどう思いますか?」(←確かこんなニュアンス)と聞かれ、「私の経験を活かせられるのは感染管理の要請内容だと思うので、それ以外の要請内容では尽力できないかと思います。」と答えました。
多くの先輩方のブログで面接で質問された内容を調べて、こういう質問が来た時はこう答えるってある程度イメージトレーニングはしていたりするのですが、実践練習をしていないが故に、本番はハチャメチャあるあるです。準備しておくことは大事だけど、面接では想定外の質問がほとんどです。厳しい質問に泣いてしまったと話す受験生もいました。泣いたからダメってことではありません。その時の表情や反応ももちろん観察されていて、協力隊員としてふさわしいか見極められているのでしょう。何を基準に合否を判定しているかは分からないですが、協力隊について調べているよ!派遣されたい国について調べいるよ!活動について自分なりの考えを持っているよ!ということを具体的にアピールすることが大事だと思います(*´ω`*)
ということで、JICA二次選考に関しては以上となります☆
話は変わって、隣に座っていた受験生の方。私の憧れのウユニ塩湖でツアーガイドをしていたとのことで、羨ましくてテンション上がって写メ頂戴!って急に要求する私。嫌な顔せず快く写メをくれた彼も、恐らく合格していた模様。名前も連絡先も知らないけど、スタートラインに立てたこと、嬉しく思います!!お互い夢に向かって頑張りましょう!!ではでは、アンニョン♡
JICA海外協力隊 二次選考の巻~中編~
気づけば5月も最終日、明日から6月突入|д゚)
いよいよ2019年度2次隊、派遣前訓練に向けての準備に取り掛かっていかなければならない時期となってきました。資料にチラッと目を通したけど…何か細々していて後回しにしちゃっている現状です。昔からそうだけど、切羽詰まらないとスイッチが入らない性分でして。計画を立てても、立てたことに満足してしまうタイプ(;´・ω・)
ということで~、本日は二次選考当日の様子について記録していきます。長くなるので、面接内容は後編でまとめます!
秋応募で一次選考を通過すると、二次選考は正月明け早々にやってきます。受付時間が8:30~始まり、終了時刻が18時と案内が送られてきまして、1日缶詰状態ということになります。しかし、遠方から来ている受験者もいるため、試験が終了した者より退出して良いとの指示が出るので、17時前後には帰ることができます。
2019年1月10日にJICA市ヶ谷ビルで受験だった私。前日に東京へ前乗りし、飯田橋のアパホテルに泊ります。当日に向けて応募調書を読み返したり、面接対策を…っと思っていたのにも関わらず、うかつにも部屋に置かれていたアパ社長の自叙伝を読み込んでしまい終了wwwこういう、自己啓発本が好きだから、試験前日は芙美子さんと対話し言葉に勇気づけられ終了致しました。
2017年度の時は、JICAが手配してくれた新宿ワシントンホテルに泊まっていた私。東京都庁の展望台へ登ったり、金曜ロードショーで魔女宅やってて、何度観ても泣けるわ~って思いながら見入って…結局、試験前は何もできない人です(;・∀・)
そして、試験当日を迎えます。
余裕を持って出たはずなのに、あれ?東京の路線は難しいぞっ‼田舎者まる出しで、スーツケース引っ張りながらあたふたする私。事前に場所の確認をしておくという能がない自分に乙。前回の会場は東京グリーンパレスで、比較的駅近だったから余裕で到着。んがしかし、今回は駅から暫し歩く距離でして、受付終了時刻ギリギリに会場到着。初めて行く場所は土地勘ないし、スマホの地図アプリ頼りに進むけど不安で不安で非常に焦った!!!!自業自得なのだけれども、試験前から無駄に心拍数上がった…そのくせ、初めてのJICA市ヶ谷ビルにテンションが上がり、写真はきっちり撮る。図太いw
さて、無事に試験会場に到着し、受付を済ませ会場へ。
会場は2部屋あり、指定された席に座ります。私は司会者の方をモニター越しに見る会場でして、ギリギリに到着したが故に一番最後に入った模様…恥ずかしい。特に服装の指定はないのですが、9割の方はスーツを着ており、たんま~にデニム姿のラフな方もいました。試験前の緊張した空気、粛々とした雰囲気。久しぶりに体感w
9時になると1日の流れの説明が始まります。そこで当日提出する書類等の回収も行われます。中には提出書類を忘れてきている方もいましたが、その場で申し出て対応されていました(^^;)くれぐれも忘れ物のないよう、準備は万端に♪オリエンテーションが終了すると、すぐに面接が始まっていきます。面接の順番は、当日配布されている紙に指定されており、会場について初めて自分の面接時間が分かります。面接が近づくと、自分の受験番号がアナウンスされます。「呼ばれたら挙手をし返事をして下さい」って事でしたが、モニター越しやのに返事して聞こえるん?って内心思いながら、挙手するだけに留まりました。アナウンスされたら受付に向かい、指示を受け面接会場へと移動します。試験会場にもよりますが、面接室は同ビルの上階に設定されていることが多いです。面接室の前で2~3人がスタンバイ。ヒソヒソ声で情報交換したり、励ましあったり、壁越しに聞き耳立てるけど全然何喋ってるかわからんかったり…。面接を終えて出てきた受験者に無音の拍手でお疲れ様~!と労う、一気に同志意識が高まる空間です。
さて、面接の空き時間にも何点かすることがあります。
まず、健康診断で引っかかった方は呼び出されます。私は特に呼び出されることはありませんでしたが、呼ばれた方に話を聞くと、喘息を持っていたり、腰痛があったりで聴取されたとのことでした。過去の先輩方のブログでも再三に渡って書かれていましたけど、健康体であることが本当に本当に重要なんです。試験当日も司会の方が、「些細なことでも健康に関する事で追記があれば、申告するように」と話していました。正直に申告しておくことが、何より自分自身のためでありますので、包み隠さず申し出ましょう!
次に、参加身分措置・隊次等の調査をJICA職員さんと照らし合わす作業があります。退職or現職参加か、何次隊から参加が可能か、親や職場の上司には伝えているか、任国でのバイクの運転は可能か不可能か等の確認があります。この作業は数分で終了しますし、個々の空き時間で対応するよう言われます。
ここまで済ますと、あとは特に何もすることはないので、自由に過ごしています。午前中は緊張もあるからでしょうか、隣近辺の方と話すことが中々なかったのですが、昼食時に喋るようになり、午後からは面接も徐々に終り、緊張感から解き放たれ場も和やかになっているといった印象を受けました。
職種は面接日で固定されているので、隣近辺に座っている方が同業者の方もいれば、全く違う分野の方もいました。何故JICAに参加しようと思ったのかなど話を聞いていると、様々なバックグラウンドがあって面白かったです。中には自分の世界に入り込んで語学の勉強に打ち込んでいる方や、パソコンで仕事をしている方もいて、人間観察も非常に刺激的でした。私の二次選考日の職種は、コミュニティー開発、防災・災害対策、看護師、小学校教育、木工、体育、陸上競技、美容師でした。
昼休憩時にJICA市ヶ谷ビルを散策し見つけたSDGs(持続可能な開発目標)
恥ずかしながら全く認知しておらず、この会場で初めて知りました。その後、所々で目にするようになり、最近では京都市が日本一と認められたと電車の広告等で見かけるように。経済・環境・社会の各側面における持続可能な開発を目指す、先進国にも途上国にも共通する国際社会の目標とのこと。うーん、いまいちピンとこない(-"-)
※SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。
エス・ディー・ジーズと読む。2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年~2030年の15年間で達成するために掲げた目標。17の大きな目標とそれらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されている。
認知度もまだまだ低いようで、私自身も理解を進めていきたいと思います。
毎度毎度長くなってしまうな~。
次回は面接の雰囲気や質問内容等を記録していきます(・∀・)アンニョン♡
JICA海外協力隊 二次選考の巻~前編~
今回は一次選考合格後から二次選考までの事を記録していきます(´・ω・)
2017年度秋と2018年度秋では待遇面が多少変更となっていました。
財政面的に厳しくなってきたのかな?(←知らんが大きなお世話w)
変更点も織り交ぜつつ書いていきます!
まずはコチラ。合格通知兼二次選考受験票が無事に届き、受験日を確認。
二次選考受験日は指定されおり、変更することはできません。私の場合、上司には既にJICA受験のことは伝えていたので、休み希望を伝えると快く承諾してくれました。
次に同封されている書類一式に目を通します。二次選考当日に持参する書類と、指定された期日までに郵送すべき書類があります。混乱するし、ややこしいのですが…。一覧表があるので、そちらを何度も確認しながら準備を進めました。↓こんな感じです。
ここで何が大変かと言えば、そう。健康診断書を作成してもらう手続き。
合格通知が届いてから、提出期限まで約3週間程度。その間に健康診断を受ける手続きをし、診断書を作成してもらう必要があるのでバタつきます。健診なんて平日の日中しかやってないし、女性の場合、女子の日と被らないよう日程調整しないといけないし、指定の診断書があるので受付担当の方とやり取りせんならんし・・・バタつきますよね。受け取ったら早急に段取りを組み、余裕をもって提出できるよう調整して下さいね(/・ω・)/
ではここで、待遇変更ポイントをまとめておきましょう!
★ポイントその1★
2017年秋の時点では、健康診断を受けるにあたりJICAが上限5000円負担してくれていました。しかし2018年秋から?は健診にかかる費用は全額自己負担となっています。
★ポイントその2★
選考当日の集合時刻までに会場到着が困難で前泊が必要、あるいは二次選考後同日中の帰宅が困難な場合、自己で宿泊先の手配をする必要があり宿泊費も全額自己負担となりました。2017年時は、JICAが宿泊施設を手配してくれて費用も負担せず済んだので、遠方から受験に行く者としては正直痛手。確かに全国から応募者が集うので、宿泊先の手配は大変だし、今までJICAが全て行っていたってのも驚きだけど…残念です。
★ポイントその3★
二次選考にかかる交通費の変更。JICAが規定している支給額が約2000円下がっていました。しかしながら、交通費を支給してもらえることは有難いですよね。受験や面接へ出向くのに交通費は自己負担が普通ですし。2017年時に好待遇過ぎたのです。
一次選考合格通知を受けてから二次選考当日までは、約1か月ぐらいです。提出すべき書類に不備がないか確認し、期日までに提出できるよう何事も早め早めの対応をおススメします。宿泊先も時期や場所によっては取りにくいこともありますし、受験日が分かった時点で予約しておけば、早割等で少しでも経費を抑えることは可能かと♪
私の場合、二次選考を受験するにあたり前泊が必要でした。少しでも経費を抑えたい、出来ればJICAから支給される交通費の範囲内で納めたい、でも~、往復夜行バスは体力的に崩壊する!っと思いまして。往路は新幹線を利用し飯田橋のアパホテルに泊まり、復路は夜行バスを利用しました。勿論、支給額より足出ましたw残念っ(;'∀') 二次選考会場で、同じく京都から来ていた方は、夜行バスで朝到着したよ~と話していて、タフだな~すげー!と感心したのを覚えています。十人十色!千差万別!!マンセー!!!
次回は二次選考当日の様子を記録します。アンニョン♡
JICA海外協力隊 応募調書作成の巻~後編~
こんにちは。有休消化が始まり、自由な時間が増えている今日この頃。
暇を持て余さないよう、何かしら理由を作って外に出るようにしています。
じゃないと1日なんて、あっちゅー間に過ぎ去り、堕落してしまうのです。
知らず知らずのうちに仕事人間になっていたと気づくものですね。
各テーブルにコンセントが配置されており、なんと快適な空間なんざましょ♡
コーヒーチケットまでも購入し、常連さんと化しております。お世話になります♫
ということで、前回の続きで応募調書後編となります。
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3.帰国ボランティアの体験談や報告書等で心に残るエピソードや、ご自身が実際の活動に取り入れたいと思うアイデアなどを記述してください。
先輩隊員の体験談を聞き共通して思ったことは、何事も創意・工夫が大切だということである。限られた物資の中で、何ができるか、想像力と柔軟性、応用力が重要だと感じた。言葉や文化の壁は想像以上に大きいと思うが、根拠と信念を持ち、派遣先のスタッフ・地域住民に働きかけ続ける忍耐力が必要である。視覚的アプローチは比較的受容しやすいと思うので、写真やイラスト、紙芝居を用いてアプローチしたい。
4.実際に派遣された場合、どのようなボランティア活動を行うのか、活動内容、日常生活を含めて具体的に記述してください。
まずは相手のニーズを理解するために、現地スタッフとコミュニケーションをとり、友好を深め互いを理解することから始めたい。その上で、院内感染管理の経験を活かせるよう、既存の感染マニュアルの見直しや、安全な職場・療養環境の調整、スタッフの質が向上するよう学習会の開催を行っていきたいと考えている。活動に必要な準備や語学の勉強に努め、現地のスタッフや住民の方と積極的にコミュニケーションをとり、困難に直面した場合も前向きに方向性を見つめ直しながら、笑顔を絶やさず健康な生活を送りたい。
5.帰国後、参加経験をどのように生かしたいか記述してください。
帰国後は、看護師として現場復帰を考えている。派遣先での学びや経験から、物の見方や考え方が変化したと体験談を聞いたこともあり、2年間の活動で得られるものは、自分の看護人生の幅を広げ、許容範囲も広げ、人として豊かにしてくれるのだと信じている。国際医療や災害医療、在宅医療に関心があるので、更に専門分野の学習に磨きをかけ、キャリアアップへと繋げていきたい。また自分の体験談を話すことで、周りの人に世界の現状を知ってもらい、日本の地域や世界に貢献できるよう社会還元に努めていきたい。
↑ここまでが、全職種共通の応募調書の項目となります。
あとは、職種別試験があり、その都度テーマは変動しているようです。
残念ながら、2017年・2018年共に問題内容を控えておらず…(;´・ω・)
2019年春の職種別試験(看護師)を参考までに載せておきたいと思います。
問1.あなたがこれまでに行った看護の中で、対象(患者、住民等)の看護上の問題が解決された例を思い出し、看護介入前はどのような状態であったか説明しなさい。
問2.問1の対象の主要な看護上の問題は何だったか述べなさい。
問3.問2の問題解決のために計画した主な看護活動(看護介入)について説明しなさい。
問4.問3の看護活動(看護介入)の結果について評価を述べなさい。
問5.以上の例であなた自身によって展開された看護過程についての評価を述べなさい。
以上が2019年春応募の試験問題となります。
確か、2017年も2018年も内容は似たような感じでした。
自分自身が経験した困難事例をあげ、それに対してどのような看護介入をしたのか、その結果対象への影響はどのようなものだったのか、問題解決に必要なことは何だったのか、その事例から何を学び、看護師としての役割は何なのか…といった内容を具体的に書きました。問題内容がざっくりとしているし、正解・不正解がない問題なので、これまた非常に困りましたね"(-""-)"他職種と連携することや、問題提起・発信する重要性を繰り返し書いていました。
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応募調書作成に関しては以上となります。
次回は一次選考合格から二次選考当日までに関して書いていきたいと思います。
最後に、平成ジャンプの私。
昭和に生まれ、平成を未婚のまま過ごし、令和を迎えた人を平成ジャンプという、
謎のスラングが生まれました。世の中怖いですし、余計なお世話をあんがちょですw