らいふいずたのしもーる!

海外協力隊 2019年度2次隊 東ティモール派遣 日々の思いや奮闘経過をレコーディング。

活動8週目‐2020年02月24日~2月28日‐

 

▼2020年2月24日(月)

今日は午前中にIPC会議があるって先週から聞いていたけど、実際は1日かけてWHO主催の講義で、各病棟の師長や教育担当者が集合。とりあえず英語で話してテトゥン語に通訳されて、何となくPPEの事とかは理解しているから分かったけど、疲れた。もっと上手にレクチャーできるのにな~概論を説明することは大切やけど、もっと実践を踏まえた内容にしたらいいのに勿体ないとか思い。パワーポイントの文字も細かくて情報量多いし、そら皆集中力持たずどっか行ったりしちゃうわ。そんな中でも、最初から最後まで席を立つことなく、座って聞き続けた内科病棟の師長は、やっぱ一目置いてしまうな。品質管理室のメンバーは自分たちが核となって関わるとはさらさら思っていないようで、気がつけば講義を抜け出しオフィスでサボっていたっぽいし。自分たちは別、IPCとかPPEについて知ってるから参加する必要ないって思ったんかな?何か腹立つのと同時に悲しかったわ。IPCの概念が私自身も理解していないから、少しずつ勉強していかないとやな。PPEの手順とか、ん?って思う節もあるけど、繰り返し繰り返しレクチャーが必要だし、実践が重要。大島さんからWHOのTimorニュースに私の写真が掲載されていたって連絡があって、何のことか思ったら、保健省でIPC会議した時の写真やった。普通に、国立病院の中でも管理者たちと仕事して、WHOの人とも関わったり、日本にいたら出来ない経験をさせてもらえていることに感謝。普通に凄いと思う。

 

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※立派な横断幕的。日付間違っている残念なところがティモールスタイルwww

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※COVID-19患者が発生した場合に備えてのPPE講座。IPCドクター、コロンビアヌス。

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※WHOのガイドラインとかティモール来て見たし、IPCって言葉もこっち来て知ったw

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※1日かけてIPC研修お疲れ様でした。病棟に持ち帰って展開していくのはまだまだ難しいよね…それを私が担う事になるのか?他のメンバーにもやる気というか、自分が教える立場ってことをもっと自覚してほしいな。写真撮って終わりじゃないんだよ~!

 

▼2020年2月25日(火)

 朝からXefiに大島さんがCOVID-19に関して話を聞きたいこと、JICAに業務費依頼した件で、ポスター以外の物品の見積書は貴方たちで作成してってことを伝えて。何回練習しても見積書(kuotasaun)と比較する(kompara)が出てこない。スムーズに大島さんとXefiが会うことができて、COVID-19のアルゴリズムに関して色々話を聞きたいんか思っていたけど、私の活動範囲で出来ることと出来ない事を伝えてくれて、何かすごく守ってくれている感と愛を感じたな。病院内に掲示された咳エチケットのポスターを見てもらって、隔離病棟(現在はエキストラベッドとなっているけど)の場所にも案内して。全くカーテンもないし、物品倉庫は5Sが必要な状態で色々やったらいいよ!って助言くれたけど、すぐに物の配置も変わるし難しいんだよな。大島さんが言わんとしていることは十分理解している。戻ると、アニセト院長の誕生日やったのか、皆で写真撮ったりケーキを食べていたみたで、マキはどこに行ってたんやと。院長は何歳になったの?と聞いても誰も知らず、適当~笑。昼から見積書作りに物品を探しに行くと言われていたけど、結局行けず。大島さんも言っていたけど、Xefiは相当頭が良い人で、海外でも感染管理の研修を受けて頭では理屈を理解しているけど、現場でどうやって展開して行けばいいのか経験不足なんだな。PPEの手順書の動画を作成するのもありやな。モデルは品質管理チームの人で、テトゥン語で。で、院内研修で何度も使ってもらえたら知識向上、技術の定着に繋がる気がする。帰り際に益奈子さんが、病棟の調剤問題を訴えに来てくれて。問題は皆で共有して解決の道筋を考えた方が早いさ!カトリックの国では、明日は灰の水曜日(四旬節の初日、人生や死について考える日らしい)で祝日!平日休みってやっぱりウキウキするな♡

 

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※英子もビックリ!ガウンをカーテン替わりに干しちゃうの。完全アウトなやつ。

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※ついに撮れた!Mr.プリンス♡シャイな感じも尚良い。きっと現場監督なんやろな~

 

▼2020年2月26日(水)

祝日にて活動はお休み。

 

▼2020年2月27日(木)

 朝からXefiにJICAの支援でWHO作成のポスター作成はできない、咳エチケットのポスターのみ支援費用の許可がおりたことを伝え、理解してもらえた様子。エリックさんもメールでその旨を伝えてくれたよう。繰り返しの業務費のやりとりが本当に苦痛でしかないわ。午前中は咳エチケットのPOLITIKAを作るべく、とりあえず英語に翻訳してみて。ある程度仕上がったら、Xefiに見せよう。昼休憩は、4年間HNGVで勤めたキューバ医師が帰国するからと食事会に参加させてもらった。2年後、自分が帰国するときのことを考えるとウルっと来て、ハチャメチャやけど同僚たちの存在が大きくて、同僚たちが心の支えになってて、既にめっちゃ好きなんやなと感じた。その後、コーヒーを飲みにボシメの店に。ボシメ曰く、2回ほど病院に来る途中の私に声をかけていたらしいが、全く気づいていなかったらしい。ごめんね。Timor人、目も耳も良いからビビるわ。午後から会議があるかと思いきやないし、見積書取りに行くんか思ったら行かんっぽいし、15時前に退社!キンが途中まで送ってくれて有難や~!印刷会社に咳エチケットのポスター発注かけに行って、ティモールプラザホテルでカフェタイム。からの日本語教室☆毎週木曜の日課にしていきたい♪

 

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※美味しいランチをご馳走になり有難うございました。海藻のアイマナス癖になる♡

 

▼2002年2月28日(金)

 昨晩にベトナム人患者が発熱で入院し、COVID-19疑いでCT室の横にいると。隔離できないから午後には別の場所に移す、PPEの物品が足りないからサメスに発注をかける的なミーティングをしていて、私は近づくなとのことで事務所待機。他の同僚たちはCT室や薬剤課に現状確認に行き。戻って来た思ったら患者がいない、採血だけして逃げた?既に船に乗って出国していると、まぁ~情報錯乱、管理体制のずさんさが垣間見えた。でも、何もない中で現場の人たちは一生懸命頑張っているし、すぐに対応しようと動いている。すごいよ。大島さんにも情報共有と思って連絡入れたけど、曖昧な情報を共有するのは余計に混乱させてしまうし慎重にならんとな…大島さんからは情報共有してって言われるけど。結局、WHOがこのケースに関してすぐに調査して、貨物船で旅行に来たベトナム人が24日にディリに到着し、発熱症状はあったものの、COVID-19と一致する症状はなかったと。患者は既に船上で医学的観察下にいるって。今回のCOVID-19は既にパンデミック状態なのに、それを発表しないWHOに対して厳しい意見がネット上で飛び交っているけど、組織がどうこうじゃなくて、感染終息に向けてひたすら対策をとっていくしかないよ。今日は1日雨にて、昼も活動先で$1弁当食べて、見積取りに行くのに連れて行ってくれず(←Xefiの指示で戻って来いとTELしてくれたけど戻ってくる気配なく)、PCも持って行ってなかったから何も作業できず15時退散!あっという間に活動開始から丸2か月が経ちました!

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※時の流れはあっちゅ~ま!2年なんてあっちゅ~まなんやろな。それでもゆっくりじっくり進みたいけど、理想と現実はちぐはぐとんちんかんちんやで~。